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ひとり親高等職業訓練促進給付金ってなに?
高等職業訓練促進給付金とは、ひとり親であるシングルマザー、シングルファザーの方々が就職の際に有利となる資格の取得を目指して学校や通信教育などで修業する際の生活費を支援してくれる制度です。雇用保険の職業訓練とは別で市町村で対応しています。社会保険、雇用保険に入っていないから給付金を受けられないといったことはございません。
もう一つの制度で「自立支援教育訓練給付金」というものがあります。こちらの制度は授業料の一部を支給してくれる制度です。条件が合えば併用可能な給付金です。(紛らわしいですが、自立支援教育給付金と高等職業訓練促進給付金は同じ制度ではありませんので注意)
今回は修業中の生活費を支援してくれる高等職業訓練促進給付金について詳しくお話します。
この制度は、こども家庭庁のホームページにも詳しく記載があります。
こども家庭庁URL https://www.cfa.go.jp/policies/hitori-oya/syokugyou-kunren
まずここから自身が対象かどうかご確認ください。
どんな資格がとれるの?
自身が対象者であった場合、まず始めにお住いの市町村のHPを確認しましょう。
「〇〇市 ひとり親 高等職業訓練促進給付金」などと検索🔎してみると良いでしょう。
すると、お住いまいの市町村が対象となる資格を記載しています。この対象となる資格も市町村によっては様々です。中には、「その他、市長が特に認める国家資格」と記載されているところもあります。大抵は、看護師や、保育士、理学療法士などはどこの市町村も一率で認められている資格だと感じます。
毎月いくらもらえるの?
市町村によって異なりますが、非課税世帯であれば毎月100,000円、その他の場合は毎月70,500円です。最後1年間の修業期間は+40,000円となり、非課税世帯は毎月140,000円となり、そのほかの場合は110,500円となります。
どうやって申請するの?
まずお住いの市町村に電話で「ひとり親高等職業訓練促進給付金について相談したい」申を伝えましょう。子育て支援課などの職員さんが後日、面談の日程をたててくれます。
面談の際のポイント💡
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自分の取りたい資格を伝える
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行きたい学校がある場合は資料を請求して面談のときに持ち込む
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市町村で同じ資格を目指してる人はどこの学校に行っているかなど、同じひとり親の状況を聞いて情報収集
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場合によっては通信制でも可能な場合があります。相談してみましょう。
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入学金、授業料の貸し付けや、自立支援教育給付金も、このときに詳しく聞いてみましょう
こうして、職員さんと事前相談をしてから、申請する書類をもらいます。
申請してから審査があり、審査が通れば無事に給付金がもらえます。
いつ振り込まれるの?
これも市町村によって変わりますが、毎月、上旬に在学証明書や出席日数の確認があります。この際に振り込み申請をします。(振り込み申請書類は審査が通ったらもらえます)例えば4月であれば4/10までに在学証明書と出席日数の確認書類と給付金の請求書を提出する。だいたいその月の下旬までには4月分の生活費が振り込まれている。という仕組みです。
振り込み日が気になる方は、ぜひこちらも面談のときに聞いてみてください。
お金がないから学校に通えない・・・?
今回紹介した制度は、ひとり親高等職業訓練促進給付金でした。
生活費はもらえても、入学金や準備金が支払えない・・・
そんな風に悩んでいる方にぜひ知ってほしいのが、
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自立支援教育訓練給付金 (授業料の一部を支給してくれる支援) https://www.cfa.go.jp/policies/hitori-oya/jiritsu-shien-kyuufukin
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ひとり親家庭高等職業訓練促進資金貸付制度(高等職業訓練促進給付金受給者が入学金など支払えない場合に使える支援で養成機関卒業後、資格取得1年以内に資格を活かして指定の都道府県で就労し、5年間従事した場合、返還が全額免除になる制度)
ひとり親家庭高等職業訓練促進資金貸付事業|就業支援|東京都福祉局東京都福祉局のひとり親家庭高等職業訓練促進資金貸付事業(就業支援)のページです。
貸し付け制度は各都道府県の社会福祉協議会が実施しています。リンク先は東京都の情報ですが、お住まいの都道府県でも確認してみましょう。
最後に
就職したくても資格がない、資格が欲しいけど時間もお金もがない・・・
今回はそんな悩みのあるひとり親のみなさまに様々な支援を知っていただきたくことができたでしょうか。なんだか色々ありすぎて訳が分からなくなっている方も中にはいらっしゃるかもしれませんが、とにかく大事なのは、給付金を申請するための面談の際に市町村の職員さんに、この3つの制度を使えるかどうか、使うにはどこの学校ならこの制度が使えるのか、どのように申請していくのか、必ず確認していきましょう。余談ですが・・・たまに市町村の職員さんも、あんまりこの制度に詳しくない人もいるんですよね・・・。その場合は、しっかり自身でも1つ、1つの制度を理解して、もう一度お話ししてみるのも手かもしれません。
ぜひ活用してみてください。
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中学時代はいじめを経験し不登校。定時制の高校に進学するも中退し、アルバイト生活を送る中、19歳で妊娠・結婚。23歳で二人目を出産した一週間後に離婚を突き付けられ、学歴もお金もない・・・人生のどん底状態に・・・。20代でマイホームを二回購入&バツ2へ・・・。現在は12歳&7歳の2人の子供と幸せに暮らしています。2024年からは、30代にして通信大学に入学しました。よく周りからは人生何週目?と言われてしまうくらい波乱万丈な日々を送ってきました。実体験をもとに、ひとりでも多くのひとり親の方、女性の悩み、不安な毎日を送ってる方々に、一つの選択肢として見ていただきたいと思い始めました。
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